X(旧Twitter※以下X)の「トレンド」機能は、今話題になっていることをリアルタイムで把握できる機能です。企業のXマーケティングにおいて、トレンド入りを成功させることで、認知度の向上、販促効果、そしてロイヤリティーの向上などが期待できます。
この記事では、Xのトレンド入りの仕組み、条件、およびその効果について詳しく説明します。また、Xの運用に関する初めてのステップや注意点も解説しています。これらの情報を参考に、Xを活用した効果的なマーケティング戦略について理解してみてください。
目次
|01|Xのトレンドイン入りとは?
|02|Twitterのトレンド入りの仕組みと条件
|03|Twitterでトレンド入りしないコンテンツ
|04|Twitterのトレンド入りで期待できる効果
|05|Twitterのトレンドをマーケティングに活かすポイント
|06|Twitterキャンペーンでトレンド入りを目指すコツ
|01|Xのトレンド入りとは?
Xのトレンド入りは、現在話題になっているキーワードやハッシュタグがランキング形式で表示される機能です。これらのトレンドはXのアルゴリズムによってリアルタイムに更新され、時間とともに変化していきます。近年では、企業もトレンド入りを目指し、話題化や認知拡大などの利点を追求しています。
|02|Xのトレンド入りの仕組みと条件
【トレンドの仕組みについて】
"Xのトレンドは、X独自のアルゴリズムによって選ばれています。具体的な仕組み詳細は公表されていませんが、X公式のヘルプセンターには、トレンド入りの仕組みの一端が見える情報があります。
トレンドはアルゴリズムによって決定され、初期設定では、フォローしているアカウント、興味関心、位置情報をもとにカスタマイズされています。ここ数日や今日1日で話題になったトピックではなく、今まさに注目されているトピックが選び出されるため、Twitterで盛り上がっている最新の話題をリアルタイムで見つけることができます。
地域特有のイベントや世界中で話題になっていることも、カスタマイズの内容にかかわらずトレンドに表示されます。
【トレンドに反映される条件について】
Xのトレンドは「興味関心」や「位置情報」などがトレンド選出の一部を担っている可能性が高いです。また、「イベント」や「世間の話題」もトレンドに影響を与えていると考えられます。これらを基にして、具体的なトレンド選出の指標を探ることができるかもしれません。トレンドに関連するツイートの数は、トレンドの決定やランキングにおいて考慮される要素の1つに過ぎません。
ユーザーの興味関心や属する地域に合わせた内容
時事問題や話題のキーワード
緊急性の高い話題
これらの要素が組み合わさってトレンドとして表示されます。 また重要なポイントは以下の通りです。
1. 短時間でハッシュタグによる集中的な投稿が集まる
2. 投稿に「いいね」が集まっている
3. 投稿が「リポスト」されて拡散されている
盛り上がりの初速が非常に重要になっており、長い時間をかけるよりも短時間で瞬発的な盛り上がりの方がトレンド入りしやすい傾向にあります。
さらには、ユーザーが楽しめるクオリティの高い投稿が広まることで、盛り上がりも生まれます。その結果該当するハッシュタグやキーワードが拡散されトレンド入りすることになります。
|03|Xでトレンド入りしないコンテンツ
Xは健全な対話を促進するため、トレンド入りしないコンテンツも存在します。主な対象は、Xのルールに違反する冒涜的な言葉、成人向けや性的な内容、重大な犯罪被害者や未成年者のプライバシーに言及するものです。これらのコンテンツはトレンド入りしないように制限されています。
|04|Xのトレンド入りで期待できる効果
1.話題化と認知度の拡大
トレンド入りにより、多くのユーザーからの注目を集め、拡散されるため、認知度が想像以上に広がります。
2.エンゲージメント向上
トレンドインによってたくさんのユーザーからのリプライや「いいね」「リポスト」などによる関与が増加し、エンゲージメントが向上します。
3.フォロワー増加
トレンドインを達成することで、新しいユーザーの興味関心を惹くことができ、フォロワーを獲得しやすくなります。
|05|トレンドをマーケティングに活かすポイント
1.注目を集めやすいハッシュタグを取り入れたポスト(ツイート)をする
話題性の高いキーワードをハッシュタグに取り入れることで注目を集めます。
2.Xのキャンペーンを実施する
投稿を短時間に集中させるため景品などを活用したキャンペーンを実施すると効果的です。
3.投稿しやすいキーワードを入れる
ハッシュタグにはユーザーが投稿しやすいキーワードを選定します。それによりトレンド入り後も投稿が継続されます。
|06|Xキャンペーンでトレンド入りをさせるコツ
1.ハッシュタグキャンペーンを実施する
キャンペーンを開催しなくても話題性の高いキーワードを設けることでトレンド入りを狙うこともできますがハードルがかなり高いです。高確率でトレンド入りを狙うのであればハッシュタグキャンペーンを開催することが効果的です。
その具体例として、株式会社セブンイレブン・ジャパンは、7月11日を「セブンイレブンの日」として定め、1日限定のハッシュタグキャンペーンを行いました。わずかな期間でたくさんのハッシュタグつきツイートが生まれ、見事にトレンド入りに成功しました。
2.即時性を高める
短期間で多くのユーザーの関心を引くため、キャンペーン期間を短く設定し、迅速な結果を得られるようにしたほうがよいです。
Xキャンペーンでは、参加期間を長く設定して多くのユーザーに参加してもらうことを目的とするものが多いです。
しかし、トレンド入りを目指す場合は、短時間で一気に多くのユーザーの注目を集め、トレンドキーワードを急速に広める必要があります。
ユーザーにキャンペーンに即座に参加してもらうためには、期間を短くし投稿を集中させる工夫が必要です。
ウォルト・ディズニー・ジャパンのキャンペーン事例では、2時間限定のキャンペーンを実施しました。ここまで極端に短くする必要はないですが、短期間でのキャンペーンはトレンド入りを狙うために有効な手段と言えます。
3.インスタントウィン方式を採用する
インスタントウィン方式を使用してユーザーの参加ハードルを下げ、多くの参加者を獲得します。
「インスタントウィン」とは、キャンペーンに応募するとその場で抽選結果が分かる仕組みのことを指します。このシステムを利用すると、ユーザーが簡単に参加でき、その結果も即座に知ることができます。これにより、参加者が増える可能性が高まります。
インスタントウィンをキャンペーンに組み込む際には、いくつかポイントがあります。まず、当選する人数を多く設定することが大切です。また、キャンペーン期間中は何度でも応募できるようにすることも効果的です。
株式会社ビックカメラのキャンペーン事例では、新生活の旬なキャンペーンに活用して数回に分けて実施されていました。
4.魅力的な景品をフックにする
Xキャンペーンでトレンド入りを狙うためには、参加者に引き込む魅力的な景品の選定がカギとなります。
例えば、Amazonギフト券やPayPayポイントなどの現金同等物は参加率を高めます。また自社サービスや商品にて展開する限定アイテム、コラボレーション商品などはファンを中心とした参加者獲得につながります。
参加者が予想以上の価値を感じ、印象的な景品に期待できるように、検討段階で自社に最適な景品や付加価値の方向性を考えることが重要です。 5.エンゲージメントを広げる
Xのトレンドは「イベント」や「世間の話題」もトレンドに影響を与えます。
一定時間に集中した投稿やエンゲージメントを意図的に仕掛けることが重要です。
運営とファンのみではなくファン同士のエンゲージメントを活性化することにより、Xトレンドの上位表示を狙うことができます。
ファンの愛ある質の高い投稿(UGC)を促すことで、その投稿が「いいね」や「リポスト」されやすくなります。これにより自然とエンゲージメント量が増えて盛り上がりを醸成することができます。
まとめ
Xのトレンド入りは認知度向上や販促効果、ロイヤリティ向上に寄与する有力な手段です。
トレンド入りの仕組みや条件はユーザーごとにカスタマイズされ、興味関心や地域に基づいて決まります。
トレンド入りしないコンテンツはXルールに違反するもので、冒涜的な言葉やプライバシーに関するものが該当します。
Xのトレンド入りには話題化と認知度拡大、エンゲージメント向上、フォロワー増加といった効果が期待されます。
トレンドをマーケティングに活かすためにはトレンドキーワードの予測、トレンド入りしたツイートの投稿、Xキャンペーンの実施がポイントです。
Twitterキャンペーンでトレンド入りを目指す際には、ハッシュタグの活用、即時性の重視、インスタントウィン方式の採用、魅力的な景品の選定が効果的です。
魅力的な景品を選定する際には、ユーザーの期待を超え、インパクトを与えることが重要です。
UGCを促しエンゲージメントを増やすことが効果的です。
企業はTwitterのトレンド入りを通じてマーケティング戦略を効果的に強化することができます。
トレンド入りを狙うためのプロモーションツール「Rooot」
Xでのトレンド入りを狙うため、一定期間に集中した投稿とエンゲージメントの活性化が必要です。X向けプロモーションサービスの「Rooot」は、トレンド入りを狙うための機能が充実しているため、簡単に実現することができます。
Roootを利用してトレンド1位を獲得!!
株式会社スクウェア・エニックス様と佐賀県が行ったキャンペーンにて、Roootを利用してトレンド入りを狙ったプロモーションを実施しています。短期間でファンによる愛ある投稿を集め、エンゲージメントを増やすことに成功し、結果としてトレンド入り(トレンド1位を記録!)を実現しました。
参加したユーザーの熱量も高く、佐賀県の魅力や歴史をアピールした投稿だけではなく、実際に現地に旅行で訪れて写真を投稿してくれるなど、トレンド入りを見て初めて来た人も見て楽しめるような投稿がたくさん寄せられました。
トレンド入りすることだけを目的とせず、トレンド入りをキッカケにユーザー同士のつながりや、過去に遡って検索した時に見ても楽しめるコンテンツを集められたことに満足をいただき、その後もリピート利用していただいております。
※詳細はこちらのインタビュー記事に記載しています
J1開幕戦を盛り上げる!ファンたちの熱い投稿でトレンド入り!!
アルビレックス新潟様では、2023年度のJリーグシーズンホーム開幕戦を盛り上げることを目的に、Roootを利用したファンマーケティング施策を実施しました。
「#J1アルビホーム開幕」というハッシュタグを使ったX(Twitter)での投稿募集が行われ、その結果期間中には1,226件の投稿が集まりました。これは前年同時期に行われた他社キャンペーンと比較して5.6倍の数です。
その結果、このキャンペーンはX(Twitter)のスポーツカテゴリでトレンド入りも果たし、多くの注目を集めました。
Roootを活用してハッシュタグ投稿を促進するだけでなく、ファン同士の交流も活発になっています。特に注目すべきは、下記投稿はフォロワー数が約400名にもかかわらず、約30,000件のインプレッションと約800件の「いいね」を獲得しています。
Roootを活用することで、エンゲージメントを効率的に増やすことでプロモーションが拡散し、トレンド入りを狙うことができます。
Xプロモーションサービス「Rooot」とは
「Rooot」は、Xにてトレンド入りを狙うための効果的なハッシュタグキャンペーンを実施するためのプロモーションサービスです。
Roootの主な特徴はユーザーによる自発的なポスト(ツイート)を促すことです。
自発的な投稿であるため自然とポスト内容も質が高まり、1つ1つのポストに「いいね」「リポスト」が集まりやすくなります。あわせて投稿した人のフォロワーも増えるため、ユーザー間のつながりも生まれます。
このように多くのエンゲージメントが獲得できるため、参加者の承認欲求が高まりアクション数が増えていく仕組みです。
Rooot活用事例(サンリオ様「バッドばつ丸」)
利用例を紹介すると、株式会社サンリオが展開するキャラクター「バッドばつ丸」の30周年記念イベントでも導入されました。
多くのバッドばつ丸ファンが参加し、キャラクター愛溢れるツイートが多数投稿されました。中でも最高レアのカードをゲットするために頑張るファンが多く、ゲットしたファンからの満足度の高いツイートが見られました。
「Rooot」にインスタントウィン機能を実装/サンリオ様での活用事例をご紹介
Roootの導入にあたっては専用のコンサルタントが企画からプロモーションの実行、プロモーションデータの振り返りまでをサポートします。
システム開発やデザイン制作も不要、最短3週間でプロモーションを実施することができます。ご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。